亀の恩返し!こんな歌だったんですね。
宮古島の狩俣・島尻・大神・池間の
四つの集落の主が四島ぬ主(ゆすまぬしゅう)
四島ぬ主が西表島の古見に船を作るために行った時
産卯に上がってきた亀が捕らえられたところ
奥方の情けによって亀は放された
それ以来この亀は
四島ぬ主(古見の主)が航海に出るときは
いつも付き添って船を守ったそうな。
実際に四島ぬ主は船作りのために西表に行っていて、
台風にあったけれどもカメに助けられて戻ってきた
と云う話があるのだそうです。
我んぬ亀 亀やよ 自分 上りゃが 上りゃが よ
(ハイ潮ぬ亀や 八重山ぬ主どぅ 四島ぬ主)
あらぱなぬ上ずやよ 初みてぃぬ 上ずさよ
古見ぬ前泊よ 愛す我が泊よ
腸病どぅ 上ずたよ 子産さでぃ 上ずたよ
古見ぬ主が 海ぐなよ まない主が 竿取ゃよ
すとぅむてぃんな早し起き あきしやるんな早し起き
亀である私は 自分で浜に上がりました
(亀よ八重山の主様ですよ 四島の主様ですよ)
最初に上がったのは 初めて上がったのは
古見の前泊です 私の好きな浜です
お腹が痛くなり上がりました 子を生むために上がりました