2/20「なりやまあやぐ」web三線教室(工工四)
宮古を代表する歌ですね。
あやぐは綾言。美しい言葉。歌という意味です。
「なりやま」の意味は不明。
歌の上手い人、女性の胸、毛遊びの場所、などいろいろ。
宮古は平べったい島なので山はないし。
なりやま、すみやま、と出てくるので
馴れ合った者、染めあった者、という感じの歌のようですね。
3番からは意味がわかりますが、遊郭に行っても心許すな、とか、
娘の美しいのは色気 とか、、奥さんは笑って迎えます とか、、
意味を知るほどに、ん〜どうなんだろう?っていう感じが、、
もとはエッチな歌だったものがいろいろ変化して
意味がよくわからなくなって宮古を代表する歌になったようだ。
なりやまあやぐ大会もありますからね。
あまり本当の意味は知らない方が感動するかも。
サーなりやまや なりてぃぬ なりやま
すみやまや すみてぃぬ すみやま
いらゆまーん さーやーぬ
(馴れ山は馴れた馴れ山 染め山は染めた染め山)
サーなりやま参い(す)てぃ なりぶり さます(○)な主
すみやま参い(す)てぃ すみぶり さます(○)な主
(馴れ山に行ったら慣れすぎないように貴方 染め山に行ったら染めすぎないように貴方)
サー馬(ぬま)ん乗らば 手綱ゆ許すな主 美童家行き心許すな主
(馬に乗ったら手綱をしっかり貴方。娘の家(遊郭?)に行っても心許すな貴方)
サー馬ぬ美(かぎ)さや 白さどぅ美さ 美童美さ 色どぅ美さ
(馬の美しささ 白さこそ美しい 娘の美しさは 色気こそ美しい)
サーぶり寄し波みや 笑(あま)いどぅ寄しす(○) 我(ばん)ブナリャ笑いどぅ迎い
(群れ寄せる波は笑っているよう 私(妻)は笑って迎える)
女性から男性に向けての教訓歌。
というか旦那さんが遊郭に行っても心を許さなければ
笑って迎えるっていう歌なのかな?
意味を知るほどに感動が薄れていくかも。
でも宮古を代表する歌ですよー。
歌う人はあまり意味は考えてないよね。
「さまずな主」の「ず」は「す」に「○」となります。
なんだそれ?ってなりますが、、
舌先あたりを上顎あたりにつけるようにして「す」を発音するかんじ。
「い」の口で「す」と発音する感じです