北谷の砂辺(すなべ)といえば
堤防にアメリカンなグラフィックがずらっと描かれていて
夜になると若者やアメリカーが集まってくるところだった
沖縄ならではの風景だったんだけど
今はきれいな遊歩道にみたいになっている。
2013年ごろの写真です。
その隣にあるのが砂辺の浜。
堤防ができる前はこの辺りは全部こんな感じの浜だったのだろう。
また馬場公園というものもあるから
琉球競馬をやるような場所もあったのだろうか?
このあたりは米軍の上陸地点でもある
住民が避難したガマもある
馬場公園には米軍上陸の碑がある
現在はすぐ近くには広大な嘉手納基地がある
近くを米軍機が飛んでいく
おれが懐かしいと思っていたグラフィックな堤防は
米軍時代よって全く変わってしまった沖縄の残照でもあった
戦前の北谷は米の産地で「北谷ターブックヮ」と言われていた。
ターブックヮとは田んぼのこと
沖縄の三大美田だったそうだ
また軽便鉄道の嘉手納線が走っていた。
俺の作った軽便鉄道のアニメは背景が海なので
埋め立てる前の北谷では海をバックに軽便汽車が走っていたかも。
という思いがあるのだけど、どうだったのかな
この砂辺の浜という歌は
今宵、浜に降りて語ろう愛しい人よ(シューラー)
という歌です。
本当の砂辺の姿をこの歌に込めたのかもしてない
美しいイントロが昔の砂辺に誘ってくれる
砂辺浜下りてぃ 語らなや今宵
愛ぬ浜風に シュラーヨ
濡りてぃ又遊ば
銀(なんじゃ)色ながち(ながしたような)
月ん照り勝てぃ
波に浮く小舟 シュラーヨ
勝てぃ又美らさ
浜風とぅ連りてぃ さざ波ぬ踊い
千鳥唄しゆる(歌う) シュラーヨ
浜や又ぬどぅか
遊びたわふりてぃ(戯れて) 更きる夜ん知らん
いちゃし(どうして)忘りゆが シュラーヨ
恋し砂辺浜