三線教室 ONLINE 東京 by 豊岡マッシー

宮古生。首里育。東京在住。イチャリバーズ 三線 二胡 歌 絵画アーティスト 三線とオンライン教室のブログ YOUTUBE配信毎日やってます

汗水節 工工四

youtu.be

f:id:TOYOsanshin:20211202130516j:plain

ソテツを食べるような大不況の1928年に
沖縄県が貯蓄奨励の歌詞を募集し生まれた歌なんだねえ。
郵便局長だった仲本稔が作詞。
エンドウの花などの宮良長包が作曲。
学校や集会などで歌われ流行歌となったんだってよ。
額に汗して働くこと、お金を貯蓄すること、
子供に教育を受けさせること、
社会にとって大事な基礎が歌われているんだねえ。


汗水ゆ流ち 働ちゅる人ぬ 
心嬉しさや 他所ぬ知ゆみ
ユイヤサーサー 他所の知ゆみ 
しゅらーよー しゅらーよー 働かな

一日に五十文 百日に五貫 
貯みてぃ損なゆみ 昔言葉

朝夕働らちょてぃ  積み立てぃる銭や 
若松ぬ盛い 年と共に

心若々とぅ 朝夕働きば 
五六十になてぃん 二十歳さだみ

老ゆる年忘てぃ 育てぃたる産し子 
手墨学問や 汎く知らし

御万人ぬ為ん 我が為とぅ思てぃ 
百勇みいさでぃ 尽しみしょり

 

作曲の宮良長包(みやら ちょうほう)さんは、石垣島出身の作曲家です。
1883年生まれ。1939年に亡くなる
沖縄県師範学校唱歌担当教諭として教えていたそうです。
そのあいだに多くの曲を作曲した。
師範学校首里の龍たん池のところにあったので
自分の実家と近いところで創作していたんですね
どこに住んでいたのだろう?
なんとなく石垣島にいたようなイメージだったので意外

「えんどうの花」は有名ですが童謡のような感じだし
この「汗水節」は民謡なので珍しいです
この歌もちょっと他に似た曲がない独特な感じがありますね
「なんた浜」も構成が凝っていて面白い民謡

安里屋ユンタもこの方の編曲です。
ピアノとヴァイオリンの伴奏になってますね。
歌に入る前のイントロの部分です

代表作は「赤ゆらの花」「嘆きの海」「泊まり舟」
「南国の花」「母恋し」「首里古城」「汗水節」「なんた浜」等