アメリカのイースター(復活祭)では祭壇に
イースターリリーという百合が欠かせないそうなんです。
日本の百合が人気で、原産は沖縄と台湾。
沖永良部島では百合を作って球根を
横浜経由でアメリカに輸出してたんですね。
また沖永良部島は沖縄民謡の北限でもあります。
その上の徳之島からは奄美島唄の世界。
永良部百合の花 アメリカに咲かち ヤリクヌ
うりが黄金花 島に ヨウ 咲かさ
アングヮー ヨー サトゥ ナイッチャ シュンガ シュンガ
いかに横浜の 波荒さ あてぃん ヤリクヌ
百合や 捨てぃるなよ 島ぬ ヨウ 宝
暗井戸(くらごー)水くみや 美童ぬ 仕事 ヤリクヌ
百合や 枯りるなよ 育ち ヨウ たぼれ
百合球の美らさ 心抱き しみてぃ ヤリクヌ
永良部 美童の 身持ち ヨウ 清らしゃ
アングヮー ヨー サトゥ ナ イッチャ シュンガ シュンガ
姉小 よー 里(男性、貴方) なあ どう するか するか
このお囃子にもちゃんと意味があるんですね。
暗井戸(クラゴー)は洞窟の中で水の湧いているところ。
芋の時代のクラガ−100号(芋の品種)もこれだね。
「身持ち」って言う表現。
今ではわかりにくいけど「品行方正」「貞節な」ですね。