三線のバチ。沖縄では爪(チミ)と言います。
いろいろあるのでどれを買えばいいのか悩みますね。
とりあえず高さ的には7cmあたりが標準サイズかなあと思います。
三線は手首を曲げて弾くのでやっぱり7cmくらいないと絃に届きにくい。
8cmだと大きい感じだし6cmだと心細い感じ。
古典の方だと大きいバチを使いますね。
バチの重みを利用して弾くからだと思います。
逆に軽快に弾きたい人は小さい方がいいっていう場合もある。
小さいと言うより軽いバチってことかも。
女性だと6cmとか6.5cmのバチを使う人が多いですかね。
高さ7cmあたりのバチを集めてみました。
男性ではこの辺りが標準かと思います。
黒い色の水牛の角タイプです。
内側がえぐれているタイプとフラットなタイプがあります。
やっぱりえぐれている方がなんか持っていて安心感があるかなあ。
でもそこは慣れの問題ですが。
右から二番目のものすごく値段が安いです。
えぐれのところがが多少雑な感じはありますが
弾いていて何の問題もないです
スリムタイプなので少し軽めがいいと言う方はこれでオッケですね
持ってみると左から二番目の幅30mmのワイドタイプがしっくりくるかな。
「持っている」っていう感じがあって
重みもある程度あるので俺的には使いやすい。
スリムタイプだと持っていてちょっと心細い。
だけど指先でコントロールしやすいのはスリムタイプかも。
白いものはセラミックタイプというやつでは500円くらいです。
格段に安いですが、結構、弾きやすいです。
短めですが重さがある程度あるのでバランスがいいです。
もうこれをずっと使ってもいいと思います。
ただ先端が丸まっているのでヤスリで先を削らないといけないです。
水牛よりも硬いので削るのもちょっと苦労します
結局重さと長さで自分がしっくりくるものがいいということでしょうね。
重いものはその重さを利用して弾くという感じ。
音量や低音も出しやすいです
重いからといって早弾きに向かないわけではない。
その重みで安定したスピードで演奏できる面もあります。
軽いものはチャキチャキ動かせる感じで
パリっとした軽めの音。
この辺は三線との相性だろうねえ。
蛇皮の厚みとか張りの強さも関係します
あとその日の湿度も大きいですね
人差し指を入れる穴が小さい場合ハサミなんかを穴に突っ込んでグリグリ回しながら削って広げてください。穴の大きさは大きすぎず狭すぎずですね
重いものも軽いものも一長一短というか、
ライブで大きな音を出せるのは重いタイプだけど、
軽いタイプはパリっとした音が出るし、女絃とか弾きやすいし、
でも早弾きの安定感は少し重さが欲しい。
まとめ。
●重いバチ
重みを使って弾く安定感。持ちやすい。三線に食い込む感じ。
低音が出やすい。音量が大きい。早弾きOK。
慣れないと手首を痛めそう。
●軽いバチ
パリっとした音色。早弾きOK。軽快。
女絃が弾きやすい。指先で弾いているような感覚。
どのバチがいいかは三線との相性によるのかなという気がします。
薄い蛇皮で軽く音がポーンと出るタイプは小さなバチで軽快に。
厚い蛇皮なら重いバチがいいのかも。
ということで、どれがいいのかは三線次第〜という結論でございます。
ところでピックはどうなの?ということですが
プロでもピックで弾く人はいますのでまったく問題ないと思います
ずっとピックを使ってきたギター系の方はピックで弾くのがいいでしょうね
ピックはしなりがあるのでそこが弾きやすいっていうのはありますね
早引きも楽にできそうだし。
ただ自分の場合はピックだとステージで自分の三線の音が自分に聞こえないんです
音量がでないというのがピックの問題点でしょうか