ナークニーは沖縄民謡を代表するような歌ですね。
ナークニー大会やナークニーだけを集めたCDもある。
淡々とした曲ですね。
嬉しくもなく悲しくもないような不思議な感じさあ。
だからこそいろんな想いをのせて歌えるのかもねえ。
ずっと歌っていたいからあえて盛り上げないのかもねえ。
夜中に切ない気持ちを小さな声でつぶやくような、、
そんな感じがあるよねえ。
思事(うむくとぅ)や あまた
山程(やまふどぅ)に あてぃん ヨー
渡海(とぅけ)ゆ 隔(ふぃ)じゃみとぅてぃ
自由(じゆ)んならん
思うことは たくさん 山ほどに ある
海で 隔てられているので 思うようにならない。
鳥(とぅい)や 唄る とぅん
夜や明けて 呉(くぃ)るな ヨー
稀(まり)ぬ 手枕(てぃまくら)ぬ
語れでむぬ
鶏が鳴いても 夜が明けてくれるなよ
たまに手枕で語り合っている(愛し合っている)のだから
昔事(ぬかしぐとぅ) やしが
今(なま)までぃむ 肝に ヨー
忘ららん むぬや
ありが情き
昔のことだけど 今までも 心に
忘れられないのは あなたの愛だよ。