慰霊の日のために10番まで歌いました。
殉国美談風の歌詞に昔は違和感をもっていましたが
かえってそれが戦争当時のひめゆりのおかれた状況。
そういうものも含めてリアルにせまってきて
涙なしには歌えないですね、、
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ひめゆり学徒隊というのは2つの女学校が合わさったものです。
「沖縄師範学校女子部」と「沖縄県立第一高等女学校」
現在の栄町がその跡地です。
飲屋街の中にひめゆり会館っていうのがあるんだねえ。
両校の広報誌「乙姫」と「白百合」が合わさって「姫百合」となったそうです。
そこの教師と生徒で構成された従軍看護部隊です。
15歳から19歳の子達。
136名が亡くりました。
学徒隊は他にもたくさんあって
自分の母校の首里高校は瑞泉学徒隊といいます。
33名が亡くなっています。
姫百合の唄は1966年の作品
作詞は小宗三郎さんという方。
糸満出身で白浜節の作者でもありました。
作曲は不明だそうです。
一番は「広く〜」 二番は「二筋〜」 三番は「御国〜」
という数え歌になっています。
1広く知られた沖縄の 犠牲になった女学生
姫百合部隊の物語
2二筋忠孝胸に抱き 鉄より堅き日本の
大和魂の桜花
3御国の郷土を守らんと 細い腕にも力こぶ
ひめゆりマークの艶姿
4他所の見る目もいじらしく 弾丸飛び散るその中で
艦砲射撃もなんのその
5いつか敵は上陸と 聞いた時にはひめゆりも
共に散ろうとひとしずく
6無理に心を励ませど 体をささえる食もなく
喉をうるおす水もなし
7泣いても泣けず銃をとり 勝たねばならぬこの戦さ
岩をも通すと立ち上がる
8焼けて飛び散る我が郷土 見るに忍びぬ焼野原
天地に神も召しませぬ
9根気も意地も尽き果てて 死なばもろとも姫百合は
散りて惜しまん若桜
10とうとう玉砕ひめゆりは 地下で共に泣くかしら
淋しく泣いている夏の虫
二筋忠孝とは「君主に対する忠義と親に対する孝行」のこと
他にも「御国」とか「大和魂」とか「散りて惜しまん」
などの言葉が最後は虚しくなりますね。
モンゴル800は「ひめゆりの詩」という曲をつくっています