坂本九の歌い方ってどういう影響でああいうふうになったんだろう。調べたら、なんと、プレスリーさあ。そうか、坂本九はロカビリーの人だったんだ。当時は白人はロカビリー。黒人はロックンロールみたいな感じ。ロカビリーの歌い方はしゃっくりみたいな「ヒーカップ唱法」どもるよう「マンブリング唱法」というのがありました。プレスリーの歌を歌う坂本九さんめっちゃかっこいい！
そしてお母さんの端唄、小唄の節回しが影響したようです。「上を向いて歩こう」は歌詞が少ないので間が空くから「ウォウ オウ、オウ」的な歌い方になったみたいだけど、作詞の永六輔はそれが気に入らなかったんだってね。こんな歌い方では絶対売れない！って断言してたそうです。それがアメリカで1位になるなんて。作曲の中村八大、永六輔、坂本九。黄金の６、８、９コンビ産んだ日本最強の名曲ですね
上を向いて歩こう 涙がこぼれないように
思い出す 春の日 一人ぼっちの夜
上を向いて歩こう にじんだ星をかぞえて
思い出す 夏の日 一人ぼっちの夜
幸せは雲の上に 幸せは空の上に
上を向いて歩こう 涙がこぼれないように
泣きながら歩く 一人ぼっちの夜
思い出す 秋の日 一人ぼっちの夜
悲しみは星のかげに 悲しみは月のかげに
上を向いて歩こう 涙がこぼれないように
泣きながら歩く 一人ぼっちの夜
一人ぼっちの夜
作詞の永六輔。６０年代安保闘争のデモに参加してて、番組をとるのかデモを取るのかとディレクターから言われてデモを取ると言って番組を降板しちゃった。そうやって理想を求めて日本を変えようとしていたのに、結局変えることはできなかった。その挫折の経験がこの曲につながっているという。
何度も出てくる「一人ぼっちの夜」
その孤独や挫折を軽快な明るめの歌にしたことでなんともいえない奥深い歌になっていますね。
大ヒットした「上を向いて歩こう」はアメリカのビルボードでも１位っていうすごいことをやってしまったね。UE WO MUITE ARUKOU ではタイトルが覚えられないのでタイトルは「スキヤキ」さらにベルギーオランダでは「忘れ得ぬ芸者ベイビー」だった。なんじゃあそりゃあ、、
先立ってイギリスのケニーボールという方がジャズアレンジで「上を向いて歩こう」をリリースしている。そこの社長が「サヨナラ」か「スキヤキ」かで迷って「スキヤキ」になったそうだ。せめて「サヨナラ」にして〜
アメリカに招待されてテレビ番組スティーヴアレンショーに出演する坂本九。最初は声で女性だと思われてたそうですね。空港では３０００人のファンが出迎えたってすごい。ジャパニーズジョークを教えて欲しいっていわれて「はっつあんとクマさんが、、隣の家に垣根ができたんだってねえ、、ヘエ、、、」ニコニコしながらいってて最高です。（どうやって英語で訳すんだ、、、）
１９６３年のアメリカの年間ヒットでも「スキヤキ」は１３位になってます。この年の２位はビーチボーイズのサーフィンUSAなんだからいかに坂本九がレジェンドなのかわかりますね。
その坂本九さんも日航機墜落事故で帰らぬ人となっていまいましたね。
奇しくもバディホリーとリッチーヴァレンスも飛行機事故でなくなっております。その1959年2月3日はロックの死んだ日とも言われました。 バディホリーも坂本九の歌い方に大きな影響を与えたと言われます
