三線教室 ONLINE 東京 by 豊岡マッシー

宮古生まれ首里育ち東京在住。イチャリバーズ 三線 二胡 歌 絵画アーティスト 三線とオンライン教室のブログ

池間ぬ主 工工四

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宮古のすぐ上にある小さな池間島
池間大橋もすごく綺麗なところですね。
池間民族っていう言葉がありますね。
池間の人は顔が違うと。彫りが深くて美男美女が多い
伊良部の佐良浜もそうだけど池間から分かれた地域みたいですね

そこを治めていた池間の主(与人)を称える歌です

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大太陽とぅ月がなす  上り参あ一つ
ばんたが主とぅ  親母とぅが 思あ一つ
ソー ニノヨイサッサイ

「太陽とお月様は上がるところは一つだよ
私たちの主とその奥様も思いは一つだよ」

池間の主が うやき  大んな  ぴるます うやき
大家 台所  葺かまいすてぃ 俵やぴだつ

池間の主が船小よ 大んな荷強う船小よ
船子ゆみ  みりば七ぬ船子

「池間の主は金持ちだよ〜 珍しいほど金持ち
増築しても俵が余ってる 
船には7人も船員がいる」

金持ちはウヤキといいます
漢字では富貴(ふうき) と書きます。
金持ちで身分が高いこと
多良間島のおいしいお菓子でウーヤキガァスっていうのがありますね。
あれなんか金持ちお菓子っていうことなのかな。

池間の主や 首里大屋子 
池間目差さ池間の主
ばがかなす
武佐親や 直ぐ目差よ

この部分は面白いですね
「池間の主は首里大屋子(主要な村の村長)に昇進。
池間目差(主の補佐)は池間の主に昇進
私の愛しいムサウヤはもうすぐ目差だよ」

っていう歌詞です。これを現代に喩えたら

「部長さんは社長さん。
係長さんは部長さん。
私の旦那さんはもう直ぐ係長ヨ!」
みたいなものか?なんてね

しかし後半は池間の主の寵愛を受けたミガガマのことになります
 

ばんまい池間の 主やらば 
ばんまい離りぬ 親やらば
池間宿付  ミガ小が煮物 食いみば

私が池間の主だったらミガガマの煮物を食べてみたい

神屋ん居すきゃぬ ミガ小よ 
花咲きどぅうたすぅが
大親家んかい 

行ぎたりゃどぅ 灰猫小よ

ミガガマは花のように綺麗だったのに
池間の主のところにいってからは
灰を被ったネコのよう

灰猫小やらばんつぁ 
灰犬小やらばんつぁ 
大親主が 肝んでぃぁん  
すぬうちからよ

灰被った猫でも犬でも池間の主の
ご機嫌をとっていればいいんだってさ

ミガガマは池間の主の賄い女(現地妻)なのだろうか?
賄い女に対する村人の嫉妬心が現れているという
竹富島安里屋ユンタのクヤマも賄い女ですね

この歌は「き」に「○」が多くて大変ですね
「す」に「○」は「イ」の口で「す」と発音する感じですが
「き」に「○」は「ク」の口で「キ」という感じっぽい。
あと「ぴ」も「ぷ」の口で「ぴ」のような発音です

この歌は三線もメロディも簡単なのですが
発音が大変ですね

池間民族のお祭りは「ミャークヅツ」といいます
池間島と佐良浜、西原で行われます

クイチャーパラダイスの仲本さんも池間民族
西原の出身のようです
民族衣装ではなくて
背広を着たおじさんたちがクイチャーを踊る感じがいいですね〜

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