三線には7つの型があります。でも違いが微妙なんです〜
違いを見分けるポイントは?
太いか細いか
棹の根元の部分(鳩胸)がどうなっているか
糸蔵が長いか短いか
天が曲がっているか?
という感じです
とりあえず、一番多いのが
●真壁(まかび)型です
7、8割これです。真壁さんの作。基本的に作者の名前がついてます
細すぎず太すぎず。いいくらい。
鳩胸が盛り上がっていて糸蔵が短かければ「真壁」です
次に多いのが
●与那城(ゆなぐしく)
与那城さんの作。通称ユナーと呼びます
棹が太めで糸蔵が長いです。カラクイの角度がやや平行です
3番目に多いのが
●知念大工(ちにんでーく)
自分の三線もこれです。知念さんの作です。
太めです。ユナーと同じくらい。
ユナーとの違いは糸蔵が短くて天(チラ)に筋が入っています。
●平仲知念(ひらなかちにん)は平仲さんの作。細い知念大工です。
●久場春殿(くばすんどぅん)
久場春殿の作。根元が太いです。天が平べったいです。
ひと目で分かる違いがあります。棹が太いので一番低音がでます。
●久場ぬ骨(くばぬふに)
逆に細い久場春殿です。極細です。音も一番軽いです。
●南風原(ふぇーばる)
一番古い型だそうです。鳩胸がありません。棹はやや細い。天の幅が狭いです。
実際は作る職人によってバランスも多少違うので
はっきりと違いが見分けられないかも。
型による違いで音も違うのかは正直よくわからないです
太い棹は太い音。細い棹は細い音。
という違いぐらいでしょうか
木の材質、蛇皮の質と張り具合
これが音に一番影響しますね。