「マミドーマ」は有名な八重山民謡です。
昔よく見に行っていた「ミルク」や「寿」がライブでよくやっていて好きな曲だった。
「マミドーマ」ちゃんは働き者だよ〜という歌
クワ、カマ、ヘラを使った農作業の楽しい踊りがつきます。
結婚式の余興でも人気です。
竹富島の種取り祭りでやるんです。
竹富で地方もやっている「マキシノブ」が東京にライブにくると
自分も太鼓のサポートもよくやってた
マミドーマ
てっきり竹富島の歌だと思ってたんです。
調べたら違ってた。
なんと小浜島の歌だった。
しかも農作業の歌じゃなかった
マミトーマ - 唄:山里勇吉
私に孫ができたらマミトーマちゃんに子守りを頼みたい。
っていう内容だった。
マミトーマちゃんの子守りする子はいい子に育つようだ。
ミトーが女の子っていう意味です。
それにマがついている。
マは真鶴とかのマ。「本当の」っていう意味だろう。
沖縄では真牛(モウシ)っていう名前もあったしね。
女の中の女みたいな
最後のマも愛称らしいけどこれはよくわからない。
小(グワー)みたいなもんかね。
ミトーはちなみに古語のミホトからきているようだ。
つまり女性器のことでした。
宮古でも女の子はミドゥンっていうから、これもそれ系の言葉だろう。
沖縄で女性のことはイナグ。
これはもちろんオナゴっていうことだ。
また娘はミヤラビ。美童って書く。
ミトーやミドゥン系の言葉は沖縄にはあるのだろうか?よく知らない。
ということで、小浜島の「マミトーマ」が
竹富島で働き者の娘の歌「マミドー」になったようだ。
このへんが八重山舞踊みたいな感じでひろまったのかな?
これも祭司用と余興用と歌詞が違うらしい。
マキシノブの歌詞カード写真撮らせてもらった。
こういうのは貴重だー
家にある八重山のCDを確認してみる
山里勇吉や宮良康生のマミドーマは小浜島のマミトーマだった。
歌詞も子守りを頼む内容だ。
つまり小浜島のマミトーマに竹富島の農作業の踊りがついているんだ。
それが一般的な「マミドーマ」ということになる。
歌の内容と踊りが違っているわけだ。
これはだめじゃないかな?
元祖の小浜島でも農作業の踊りで踊っている。
検索すると舞踊家がマミトーマの歌詞にそった舞踊を踊ったという記事もでてきた。
いったい自分はどのバージョンを覚えればいいのか?悩んだあげく、やっぱりシノブとのご縁もあるので竹富島バージョンで覚えることにする。参考にしたのがこちら。
そして踊りはどうするのか?これも悩んだすえこちらを選びました。
かま、くわ、へら の3つの踊りがあるのですが、難しいのでカマだけ覚えました。踊りって最初どう覚えていいかわからなくて苦戦してたんだけど、数を数えながら踊るといい具合におぼえられますね。実際のおどりもそうやって伝授してるんでしょうか?
これをみんなで覚えてライブで数人が動きを合わせて踊ったら凄く楽しいものになるはずです。結構難しいですが、おぼえられないことはない。カマもダンボールで簡単なやつを作りました。ぜひみなさん。カマダンス覚えてライブでおどりませんか?