三線教室 ONLINE 東京 by 豊岡マッシー

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工工四とは?

三線の練習に使う楽譜は「工工四(クンクンシー)」といいます。

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漢字です〜。

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ちなみに縦に読みます。

難しそうですが、、、
三線の押さえるポジションを表しているだけです

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調弦は女性だとラレラ(ADA)男性だドファド(CFC)が一般的です

 

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読み方は


工(コウ)、五(ゴ)、六(ロク)、七(ナナ)、八(ハチ)
四(ヨン)、上(ジョウ)、中(ナカ)、尺(シャク)
合(アイ)、乙(オツ)、老(ロウ)、下老(ゲロウ)


と呼びます。(呼び方が違うとこもあります)

このポジション(勘所)を覚えるところから三線はスタートします。
最初は慣れませんが1ヶ月もすればなんとなくわかるようになります。

工工四をドレミで置き換えてみましょう

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という関係になってます
これは絶対音感ではないので「四」が「移動ド」
ルート音が「四」の音になります。
なので男性でチンダミ(調弦)をCFCで弾く場合、ギタリストなどから
この曲のキーは?と聞かれたら キー(ルート音)は「F」(ファ)音になります


1オクターブ高い音は、漢字の左側に人偏を付けます。イ中 イ尺みたいに。

漢字なのですが途中から五、六、七となっていますね。
正直もう全部数字でいいんじゃないかとも思いますが、、、

(ちなみに二胡では数字譜を使います。すっごいわかりやすいです)

なんでこんな漢字なのかというと
もともと中国の譜面で「工尺譜」というものがありまして

「合、四、一、上、尺、工、凡、六、五、乙」というものだそうです

これで沖縄音階を表記しようと試行錯誤する中で、
同じ音はそのまま、近い音をずらしたり、ない音は別の記譜からもってきたり
そのような試行錯誤の末に沖縄の「工工四」になったようですね。

伝統的な工工四は原稿用紙の様なものに書かれていて
12文字ごとに改行なのですが
マッシー工工四は曲の切れ目で行替えしてあるので
すっごくわかりやすいです。
曲の一部を区切って繰り返しの練習ができます。
目で追うときに行がごっちゃにならない様に色分けしてあります。

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