ユイレールの「おもろまち」駅で流れる発車音は
「だんじゅかりゆし」です
かりゆしは漢字で嘉例吉と書きます。
沖縄ではおめでたいことはカリーといって祝います
乾杯も「カリー」
カリーを付けるといいます
なにかカリーというおめでたいものがあって
それをあなたに付けるという考えです。
ラッキーをつけますみたいな。
航海安全の言葉なんですね。
昔は天気予報なんてないから
台風が直撃したら大変なんです
命がけですね
船で中国に行くこと「唐旅」は
あの世に行くという意味でもありました
なので無事に戻って来れるように
航海安全を願って「カリー」をつける
これ沖縄の言葉じゃなくて日本語なんです
検索すると出てきます
かれい【嘉例】めでたい先例。吉例。
「かれい」の沖縄の呼び方が「カリー」なんですね
軽石は沈まないから軽石から
カリユシがきているっていう説がありますけど
さすがに違うとおもいますね
「だんじゅ」は「いかにも」という意味です
なので「だんじゅかりゆし」は「いかにもめでたい」です
だんじゅかりゆし
だんじゅ 嘉例吉や 選でぃ さしみせる
はりよー ふによー ゆーはいせー
なんちゃ ゆーはいせー ささ ゆーはいせー
船ぬ綱取りば 風や 風や まとも
嘉例吉ぬ 船に かりゆ さ小 乗して
旅ぬ 行ち戻い いとぅぬ いとぅぬ上から
思てぃ 花咲かち 共に しじ ふぃかち
嘉例吉ぬ 船ぬ 走るが 走るが美らさ
いかにも縁起の良い日を選んで行われる
走れよ船よ 速いのは
なるほど速いのは ササ 速いのは
船の綱を取れば風は順風
めでたい船にめでたいをのせて
旅の往き帰りは絹の上のよう
思って花咲かせて 共に霊力をふかせて
めでたい船の 走ることが美しいことよ
さしみせる 実行なされる
走れよ 船よ よく走るのは
(なんちゃ)なるほど
よく走るのは ササ よく走るのは
まとうむ(真艫)舟の後ろから吹く追い風 順風
いとぅ 絹
しじ 神の霊力
ふぃかち 引き寄せて