三線教室 ONLINE 東京 by 豊岡マッシー

宮古生。首里育。東京在住。イチャリバーズ 三線 二胡 歌 絵画アーティスト 三線とオンライン教室のブログ YOUTUBE配信毎日やってます

マイムマイム 工工四


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フォークダンスでお馴染みですね。
ドラマ「ちむどんどん」でもやってましたの
イスラエル民謡かと思ってましたが作曲者がいました。
開拓で水が出た喜びを歌ったものだそうです。
日本に広まったのは戦後のGHQから。
娯楽に飢えていた日本人の間で瞬く間に各地に広まったそうです。



 

ちむどんどんロケ地。アクナ浜の崖?

NHK朝ドラ「ちむどんどん」はじまりましたね。
f:id:TOYOsanshin:20220416125209j:plainもう風景を見ているだけで癒されます
最初のシーン。
海から崖にドローンが近づいていってシークワーサーの木にズーム。
すごいシーンですね。
こんなところ沖縄にあるのか?
いろいろ調べました。
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おそらくここだろうというのが
宮城島のアクナ浜の崖の上
木の上に見えている遠景は果報バンタだと思います

宮城島は勝連半島から海中道路を渡っていく島です。
いつも素通りしてしまうところなので
こんないいところがあるんですね。
さすがにシークワーサーの木は植えたものだと思うけど

まだはっきりここだというポイントは確認していないで
こんど沖縄に行ったときに現地に行ってみたいですね。

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NHK CHIMUDONDONのインスタからです。右にはえているソテツ。たしかにシークワーサーの場所。海の岩の形や浜の感じでここで間違いなさそう。

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椰子の実 工工四


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学生だった柳田國男が療養中に浜に流れ着いた椰子の実(ココヤシ?)を見て
(愛知県 渥美半島 伊良湖
日本民族の故郷は南洋ではないかと。
それを友人(のちに絶交)の島崎藤村に話し
彼は故郷を離れた自分の身を重ねこの詩を書いた。
後に教会のオルガン奏者だった大中寅二 (とらじ)が曲をつけた


国民歌謡として全国に広まった
戦中は南方の兵隊の間でよく歌われたという

朝ドラ「ちむドンドン」でカンカラ三線で弾いていて
予想外に三線にあっていたのでやってみます

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名も知らぬ遠き島より
流れ寄る椰子の実一つ
故郷の 岸を離れて
汝(なれ)はそも波に幾月

旧(もと)の木は生(お)いや茂れる
枝はなお影をやなせる
われもまた渚を枕
孤身(ひとりみ)の浮寝(うきね)の旅ぞ

実をとりて胸にあつれば
新(あらた)なり流離の憂い
海の日の沈むを見れば
激(たぎ)り落つ異郷の涙

思いやる八重の汐々(しおじお)
いずれの日にか国に帰らん


ちなみにこのメロディはビバルディに似ているそうです。

youtu.be

確かに最初の三音は全く同じ。
パクリというにはギリギリかなあ
でもこの最初のフレーズが重要だものね。

軍人節 工工四

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軍人というタイトルの割には
とても美しいメロディの綺麗な歌です
普久原朝喜さんの作品です
普久原朝喜はほんと素晴らしいですね
三下げの三線のメロディの動きも独特です
沖縄民謡界で最高のアーティストだと思いますよ

戦中に作ったそうですが
「戦争に行くのは仕方がない。涙より他に言葉はない」
という歌です。
戦中は沖縄では戦世(いくさゆ)といいます。
戦世の歌なんですね。

レキオ島唄アッチャーさんのブログによりますと

戦世と平和の島唄、その1: レキオ・島唄アッチャー

「軍人節」というタイトルを沖縄民謡ごときがつけるとは
なにごとかと検閲で文句をつけられ「出征兵士を送る歌」に変えたそうです。
続くチラシで「入営出船の港」(熊本節)も作られました
※チラシ(ゆっくりな曲に続けて演奏される軽快な曲)

天ぬん知りみそち 月ん知りみそち 
里が行く先や 照らしたぼり

無蔵とぅ縁結でぃ 月読みば僅か 
別りらね なゆみ 国ぬ為でむぬ 
思切りよ 思無蔵よ

里や軍人ぬ 何んち泣ちみせが 
笑てぃ戻いみせる 御願さびら 
国ぬ為 しちいもり

軍人の務み 我ね嬉しゃあしが 
銭金ぬ故に 哀りみせる 
母親や 如何がすら

例い困難に 繋がりてぃ居てぃん 
ぐ心配みそな 母の事や 
思切みそり 思里前

涙ゆい他に 云言葉やねさみ 
さらば明日ぬ日ぬ 
別りとぅ思ば 
此ぬ二人や 如何がすら

 

天もお知りください月もお知りください 
貴方の行く先を照らしてください

貴女と縁を結んで日々を数えれば僅か 
別れなければならない
国の為であるから  あきらめよ 愛しい貴女よ

貴方は軍人  なぜ泣くのですか 
笑って戻ってください。お願いします 
国の為 尽くしてください

軍人の務め 私は嬉しいが
お金のために苦労する 母親はどうしようか

例え困難に繋がれていても  ご心配されないで 
母のことは  あきらめてください 貴方

涙より他に言葉はないのだ 
ならば明日の日に別れと思えば 
この二人はどうしたらよいのか

桃里節 工工四


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f:id:TOYOsanshin:20220407120956j:plain桃里村を褒め称える歌です。
八重山にはこういう村褒め歌がたくさんあります。
繁盛節、鳩間節、小浜節、クイヌパナ などなど
しかし桃里村ってあったっけ?
とおもったらなんと廃村になった村でした。

明和の大津波マラリヤ人頭税
かつて栄えた桃里村は廃村。
その後は沖縄島の大宜味村からら移住した人たちで
大里となったそうです。

パナリのクイヌパナもそうですが
村は無くなっても歌は残る。
なんとも悲しく切ない思いが湧きます

ですが、、このうたはとても明るい歌です。
歌に出てくるカラ岳は木が生えていないので風が強く
パラグライダーの場所だったり
石垣空港がよく見えるので写真のポイントだったりするみたいです

桃里てぃる島や 果報ぬ島やりば
カラ岳ば前なし うやき繁昌
ヨー サティ ヨー 
ヒー ヨーンナ

カラ岳に登ぶてぃ 押し下し見りば
稲粟ぬなをり 弥勒世果報

赤ゆらぬ花や 二、三月どぅ咲ちゅる
我がけーらぬ花や
いつぃん咲ちゅさ

花ぬ色美らさ 桜花でむぬ
女童ぬ美らさ 我島でむぬ